日々思うことなど・備忘録

磐先日23日に筑後に取材が入り、近くの八女に面白いところを見つけて足を伸ばしてきた。行ってきたのは、八女市の「岩戸山古墳」とその横にある「八女市岩戸山歴史文化交流館」。これ、古代の大乱とされる磐井の乱で有名な筑紫一族の遺跡。古墳もよく保全されていて、交流館も地方都市の展示としてはこれまで見た中で出色の充実ぶりだった。

アベマTVで名人戦第6局を流しながら原稿書き。豊島名人と渡辺2冠という、将棋界のツートップが相まみえる名人戦で、しかもこの第6局で結着がつくかもしれないという、ある意味では将棋界最高の勝負の場にもかかわらず、1日目は解説がつかない。二人は淡々と無言のまま時折りうめきともため息にも聞こえる声なき声をあげながら一手一手を静かに指し続けている。衣擦れと扇子を鳴らす音だけが響く。

昨夜は藤井新棋聖対丸山九段の龍王戦決勝トーナメントを観戦。結果は藤井くんの負けでファンとしては残念だが、どこかホッとしている。ぼんやり感じていたことが見えてきたからだろうか。今回の敗戦、藤井くんにはとても大きな収穫なんじゃないかと思う。写真は倉敷の大山康晴名人記念館で友人からいただいた銀のストラップ。いぶし銀のいい仕事を見た満足感に浸る。

遠隔地への取材
新型コロナの感染拡大が続く今、フリーランスライターとして今後の取材で必要になること、要請され得ることについて考えました。