今日は、もうひとつ、農業をテーマに書いた記事が公開された。
こちらは、パナソニック(家電のアプライアンス社)の「栽培ナビ」というICTサービスと「栽培ナビドクター」という有機農法向けの土壌分析サービスを使って、極上のぶどうや冬のメロンが作れるようになったという話だ。これまでいろいろと調べてきて、農学系の研究者の方にもいろいろと話を聞いてきたが果物や野菜の植物生理学はまだまだわかっていないことが多い。
実際に農業の現場では、科学的・技術的な見方からすると、真逆のことがされていたりする。日本のものづくりのノウハウを駆使したり、もっと科学的なアプローチを強めていけば、とんでもなく美味しいものがたくさん穫れるようになる可能性がある。
テクノロジーを駆使するといっても、息苦しい感じではなく、これまでの農業の常識をちょっとだけ変えてみるだけで、とんでもない効果が出たりする。今回の取材はそんなことを感じさせてもらえた。こうした取り組みが日本中に広がることで、農業がもっと楽しく、そして収益性の高い産業になってくれるといいなと思っている。
日本が美味しく安全で品質の高い農産物の大輸出国になったら楽しいなどと夢想している。
記事のURLはhttps://project.nikkeibp.co.jp/mirakoto/atcl/design/2/t_vol53/