Pythonの勉強を始めたのが5月14日なので、今日で40日たったことになる。本当なら1カ月ごとに進展状況をここに書かなくてはいけないのだが、何だかんだで10日遅れになってしまった。
これまでに読了したのは、最初に入門書として選んだ『Pythonスタートブック[増補改訂版]』一冊。6月10日に付録部分を除いて読み終えて、いまはPythonを「どう使うか」「学んでどうする」といった視点の初中級本を3冊並行して読んでいる。それについては次回語ることとして、今日のところは、最初の入門書を一通り読んでどうだったか?ということを書いておきたい。Kindleを使って、こう読んでいけば、シニアでもプログラミングの勉強がなんとかなるんじゃないかというちょっとした手応えを感じている。
シニア世代がプログラミングの勉強を始める時に、大きなカベになるのはやはり記憶力の問題だろう。僕などは「読んだそばから忘れていく」。もちろん年を取っても脳の性能が衰えない人はいるので、誰もがそうということではないのだが、僕にとってはゆゆしき問題だ。どんなプログラミング本も前章に書かかれたことを前提として次章に進むので、読んだそばから忘れていくと困ってしまう。何度も前章に戻らざるを得ず、何度か繰り返すうちに面倒くさくなって、やめてしまうことになる。僕も、いろいろなジャンルで似た挫折を繰り返してきた。
今回、そのいつものパターンに嵌まらずに入門書を読了できたのは、ひとえにKindleのおかげと言える。
Kindleには、4種類のマーカー(青、オレンジ、黄色、ピンク)を付けられる機能があって、だいたいのKindle本にはこの機能が使える。それをフル活用したというか、その機能を杖のように使いながら、何とか読み終えたという感じと言えばいいだろうか。
いま初中級本を読み進めながら、「あっちも忘れてる、こっちも忘れてる」と愕然としつつ日々格闘しているわけだが、Kindleによる読書は、前の本に戻るのも容易で、マーカーを付けておけば、該当部分にもすぐ飛べる。年齢の壁や地頭の壁すらのり越えられるのではないかとワクワクしている。別の本は書き方も視点も違うので、理解できなかったところが違う角度からだと分かったりして理解が進む。こんな時、脳が快感を覚えるというか、なんか、うれしくなるので、学びの意欲が強くなるメリットもある。
シニアがプログラミング言語に挑戦するときは、Kindleのような電子書籍が不可欠というのが、現時点での僕の判断だ。
あとはドリル的な要素をどう入れ込んでいくか。いまKindleにも書き込みつつ、手元に置いたメモ用紙に筆ペンでコードを書き込んでいくという超アナログなドリル練習も並行してやっている。こちらについてはどういう効果があるか。後日また振り返ろうと思う。