『パンデミックマップ』
昨年、関わった本が最近出ました。まさかこのタイミングでという発刊で、20の感染症についてナショナルジオグラフィックらしく、感染地図という観点から解説している本です。感染地図という考え方で今回のSARS-CoV-2に取り組むところが早く出てきて欲しいと思います。既に感染は蔓延という見方が一般的ですが、蔓延状況を正確に把握できれば、医療機関と一般市民の具体的かつ徹底した対策が取れるのではないかと感じます。Facebookでも少し書きましたが、地域の基幹病院で肺炎によって亡くなった方の数のデータを、月ごと、地域ごとにとって可視化することで、ある程度、いつぐらいからどの地域で感染が始まり、どのように広がってきたか、現在はどうなっているのかが見えてくるのではないでしょうか。他にも統計的なマップを作る方法はいくつもあると思われます。専門家の方々は既に始めているとは思いますが……。